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認証評価の目的

1.評価の目的

 ABEST21は、経営分野及び知的財産分野の専門職大学院の教育研究の質維持向上を保証する分野別認証評価を行う。専門職大学院は学校教育法第99条第2項において、学術の理論及び応用を教授研究し、高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を担うことを目的とした大学院と定義されている。そして、専門職大学院設置基準第1条第3項において、専門職大学院はこの設置基準より低下した状態にならないようにすることはもとより、その水準の向上を図ることに努めなければならないと規定されている。従って、専門職大学院の認証評価の基本目的は、専門職大学院の教育研究の質維持向上を保証することに求められる。
 実際に、教育研究環境の変化に際して専門職大学院が「教育研究上の目的」を実現していく人材を育成していくためには、絶えず教育の質維持向上に努めていかなければならない。そのためには教育の質維持向上を図る改善すべき課題を自己点検評価の分析により見つけ出し、改善計画を実行していかなければならない。認証評価は、専門職大学院が教育の質維持向上を図る自己点検評価が適切に行われ、教育の質維持向上を実現できることを社会に保証することである。それ故、認証評価は教育の質保証を客観的に行う第三者評価である。

2.評価の視点

 ABEST21 (THE ALLIANCE ON BUSINESS EDUCATION AND SCHOLARSHIP FOR TOMORROW, a 21st century organization)は、社会的・国際的に通用するマネジメント人材の育成の時代的要請に応えて、わが国においては経営分野と知的財産分野の専門職大学院、また海外ビジネススクールの教育研究の質保証を行う第三者評価を実施する。特に、ABEST21は評価に際して下記の視点に基づいて行う。

1)教育プログラムの教育特徴を伸長する視点からの評価
ABEST21は、認証評価受審校(以下「受審校」という。)の個性や教育特色が十分に発揮できるよう、受審校の「教育研究上の目的」目的の実現に向けた評価を行う。
2)グローバルな視点からの評価
ABEST21は、企業経営のグローバル化の進展に伴い国際競争場裡で活躍できるマネジメント人材の育成を目指して、受審校の教育研究活動をグローバルな視点から評価を行う。
3)国際的なPeer Review Teamによる評価
ABEST21は、国内外のビジネススクールの専門家及び実務家による審査委員会を組織し、世界に通用する評価を行う。
4)教育の質維持向上を推進する視点からの評価
教育研究環境の変化に対して受審校はゴーイング・コンサーン(Going Concern)として未来に存続していかなければならない。そのために当該ビジネススクールは自己点検評価の分析において改善すべき課題を発見し、課題の改善により教育の質維持向上に努めなければならない。ABEST21は改善課題の解決を図るPDCAサイクルの稼働を促進させる視点から評価を行う。

3.認証評価機関の認証

1)経営分野

認証書  ABEST21は、21世紀の国際社会のより豊かな未来を切り拓いていくために、世界経済の持続的発展を支えていく高い倫理観とグローバルな視野を身につけた企業家精神に富む人材育成を目途としたビジネススクールの教育の質維持向上を目指すABEST21認証評価基準(ABEST21 Business Accreditation Standards) を2006年7月2日に制定した。このABEST21認証評価基準の制定に伴い、ABEST21はわが国の経営専門職大学院の認証評価を行うために、文部科学省に認証評価機関の認証申請を行い、2007年10月12日、文部科学相より経営分野専門職大学院の認証評価機関としての認証を受けた。経営分野は、経営管理、技術経営、ファイナンス、経営情報の領域を含む分野である。

2)知的財産分野

認証書  ABEST21は、2011年10月31日、文部科学大臣より知的財産分野の認証評価を行う認証評価機関として認証された。ABEST21は、経営分野の専門職大学院の認証評価に加えて、経営分野と密接な関連を持つ知的財産分野の専門職大学院の認証評価を行う。知的財産分野は、知的財産法関連法、知的財産実務、経営管理、先端科学技術、ファイナンス、経営情報等の複合化した経営事象の一つであり、広義の経営諸事象の統合されたマネジメント領域に属する分野で、経営分野とは密接不可分の関係にある。それ故に、ABEST21は、知的財産分野を広義のマネジメント領域に包括される分野の一つとして捉え、経営分野の専門職大学院と併せて知的財産分野の認証評価を行うことになった。
 21世紀のグローバル経済の時代において、イノベーションの促進及びソフトパワーの強化・発展は新たな技術の開発やこれを活用した事業の創出を効率的に進めていく上で重要な戦略であり、知財マネジメント力に優れた人材の育成は喫緊の課題である。ABEST21が経営分野の専門職大学院との関連で知的財産分野の専門職大学院の認証評価を行うのはこのためである。

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